地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
あたしが座っているところは、明かりがなくて暗め。
まぁ…夜の9時過ぎだから当たり前なんだけど。
暑くもなく、寒くもない。
風が少しあって心地いい。
暗闇をボーっと眺めていると、
「大丈夫かよ、お化け役なんて。」
男の子に声を掛けられた。
目線を上げる。
暗闇に慣れていた目は、男の子が誰なのか、はっきりとわかった。
「……陸。」
立っていた陸は、あたしの隣に腰を下ろす。
二人用のベンチなはずなんだけど、陸と二人で座るとちょっと窮屈。
あたしと陸の肩が触れ合ってて、なんかドキドキが止まらない。
「な、なんでこんな所にいるの…?」
黙ってることで余計にドキドキするから、話し掛けてみる。
まぁ…夜の9時過ぎだから当たり前なんだけど。
暑くもなく、寒くもない。
風が少しあって心地いい。
暗闇をボーっと眺めていると、
「大丈夫かよ、お化け役なんて。」
男の子に声を掛けられた。
目線を上げる。
暗闇に慣れていた目は、男の子が誰なのか、はっきりとわかった。
「……陸。」
立っていた陸は、あたしの隣に腰を下ろす。
二人用のベンチなはずなんだけど、陸と二人で座るとちょっと窮屈。
あたしと陸の肩が触れ合ってて、なんかドキドキが止まらない。
「な、なんでこんな所にいるの…?」
黙ってることで余計にドキドキするから、話し掛けてみる。