地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
*第壱章*
†いつもの日常
「ふわぁ……眠い……」
学校へ向かう通学路で
大きな欠伸をして目を擦る。
「んーあと6時間ぐらい寝たいなぁ…」
そんなことを言いつつ
肩に鞄をかけ直しながら足を進める。
正門を抜け、生徒用昇降口につき、靴箱で上履きにはきかえ
自分のクラスに向かう。
ガラッ
あたしのクラスは1ーD。
席は、窓側の1番後ろ!
かなりイイ席なんだよね。
席に着くと
「おはよっ!」
あたしの席の前の方から声が聞こえた。