地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
た、足りないって……!
陸の言葉に紅かった顔がさらに紅くなる。
それだけ言うと、今度はあたしの胸に顔を埋める。
まるで藍鬼がいつもするように…。
顔を埋めた陸は、あたしの両手首を離し、抱きしめる。
「ちょっと…陸…?」
今のあたしは陸の膝の上に、横向きで乗せられてるわけで…。
陸が胸に顔を埋めると、あたしは少し横を向く。
さっきからずっと甘い刺激を受けてるから、体はもうフニャフニャ…。