地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪

†露天風呂

チャプン……


「キレイだよね♪」

『ほんとだぁ♪』




今は、約束通り露天風呂にきてます。


ホテルの最上階にあって、眺めはすごくいい。


お風呂も、軽く30人は入れる大きさ。


しかも、あたし達3人しかいないから、貸し切り状態♪



なんだけど…


『杏ちゃん?ボーっとして大丈夫?』

「えっ…う、うん。」

「杏樹、何かあった?」

「いやっ何も!!」



パシャパシャと泳いでいた藍鬼が、あたしのとこに来る。



『杏ちゃんとお風呂久しぶり〜♪』

「そうだね。」




露天風呂は気持ちいいんだけど、まだ陸の言葉がリピートしてる…。


なので、ついボーっとしちゃうんです…。
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