地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「マジ!?
じゃあさ、俺達とテニスしない?」


「え…テニス?」


武田君が柚莉に向かって言う。


「でも…私したことないよ?」

「大丈夫!俺達がちゃんと教えるから!」


自信満々に言う武田君。


柚莉誘われちゃったー。あたし一人で何しようかな?

一人で出来ることを考えていると。


「神崎さんもっ!いいでしょ?」


「え…あたしも?」

「もちろん、一緒だよ。」

上田君が笑って言う。


「よしっ行こう♪」


「へ…ひゃあっ!?」


柚莉と二人手首を掴まれ、テニスコートへ連れて行かれる。


ご、強引だな…。


柚莉と顔を見合わせて

しょうがないっかと思った。
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