地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
†杏樹VSお嬢様
ジュースを飲み終わる頃、陸があたしを迎えに来た。
「杏、行こうか?」
王子様スマイルであたしの手を引く。
「あのお姉様方はいいの?」
顔を引き攣りながら聞く。
「あぁ…いいの。あんな香水臭い奴らなんて」
「!?」
いいのか?そんなこと言って…
だけどあたしは後ろが怖いんだよっ!!
あんなにニコニコしてたお姉様方が、般若の如くあたしを睨んでる!!
「なにあの女!?」
小さいけどはっきり聞こえた。
怖いぃ〜〜〜〜〜!!!
――――――――――――――
お姉様方からの視線から逃れてまた息をつく。
陸は慣れてるのか、疲れ一つ見せずに笑顔を振り撒く。
「杏、行こうか?」
王子様スマイルであたしの手を引く。
「あのお姉様方はいいの?」
顔を引き攣りながら聞く。
「あぁ…いいの。あんな香水臭い奴らなんて」
「!?」
いいのか?そんなこと言って…
だけどあたしは後ろが怖いんだよっ!!
あんなにニコニコしてたお姉様方が、般若の如くあたしを睨んでる!!
「なにあの女!?」
小さいけどはっきり聞こえた。
怖いぃ〜〜〜〜〜!!!
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お姉様方からの視線から逃れてまた息をつく。
陸は慣れてるのか、疲れ一つ見せずに笑顔を振り撒く。