地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
ムカつく…財閥だからって…人を馬鹿にしすぎ!



あ゛ぁ゛ーもう我慢の限界!



あたしは陸達の方を向き、会話の中に入る。


《こんばんは。グリーン先生。》


話し掛けたあたしを見て、グリーン先生は口を開く。

隣にいる陸は、ヒヤヒヤしている様子。


多分あたしが英語出来ないと思ってるんだ。



《可愛いお嬢さんだ。お名前は?》

《神崎杏樹です。》

《じゃあ…天使さんだね!》

《そんな…///

天使ってことは先生のご出身は…》

《ああ…フランスなんだ》

《…それでは、フランス語でお話しません?》


あたしは英語からフランス語に切り換える。



【今日のパーティーは凄く豪華ですね。】

【うわー君…フランス語も出来るのかい?】
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