地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「そっか。似合ってるよ。」

「ありがとう・・・」


ちょっと嬉しかった・・・






「陸~~~♪」


廊下の方で取り巻き達の声がした。


なんとなく、顔を向ける。



2,3人の女の子達に囲まれていた。

腕を絡められている。



「さすが、学園1のモテモテ王子様だよな。」


上田君が陸を眺めながら言った。



「上田君だって、そうとうモテるんでしょう?」



かなり告白されているときくしなあー・・・


「いやいや・・・そんなことないよ。


というか・・・神崎さんってメガネ取った方がかわいいよ?」



ほら・・・と言うようにメガネを取られた。


「でしょ?」


「・・・絶対ないと思うけど。」





そのとき、陸があたしを見た。



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