地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪


「可哀相ーー神崎さん。身の程を知らないからこーなるのよ。」



クスクスと笑う女達。



かわいそーって思いっきりボー読みじゃんっ!!

絶対そんなこと思ってないでしょ。



ボコるって言ったし、どうしようか


多分、危機的状況なんだろうけど、仕事してるお陰で冷静だ。



うーーん・・術使ったらダメかな?


いや・・・人に使うのはダメだよね。


逃げても、またボコられそうだし・・・。


よしっ! 大人しくボコられよう!!


あたしってM・・?

そんなはずは・・・ないからっ!!



ガシッ 女子2人から、両腕を掴まれ押さえられる。



目の前には、拳をつくった矢田。


その拳を大きく振り上げる。



ビュッ!!  向かってきたので覚悟して目をつむった。





「みんなで、なにしてるの?」
< 308 / 628 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop