地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
†怒ったワケ
追いかけてきてもくれない・・・
あたしなんてどーでもいいんだ・・・・
泣きやんでそう思った。
水着を結び直し、荷物を取りに行く。
イチャついていた2人に帰ることを告げ、更衣室へ向かう。
鏡を見ると、首筋から胸にかけて無数のキスマーク
赤いものがあちこちについていた。
でも見るのはツラくて目を反らす。
早く家に帰りたい・・・・・
急いで着替え、家に帰った。
ただいまも言わずに、自分の部屋に入る。
カーテンを閉め切った中は薄暗いけど
今のあたしには好都合だった。
ベットの中に入り、丸くなる。
一人になると、また泣けてくる。
「ひくっ・・・・・」
部屋にあたしの泣き声が響いた。