地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「・・・・っ!えっダメ!!
逮捕されちゃうって!!!」



ポカンとしちゃったけどダメダメッ!

柚莉が殺人犯になるのはイヤっ!




「ふふ・・・じょーだんだよ♪」

笑いながら訂正するけど、さっきの目はマジだった。



「でもなー許せないんだよね。
私の杏樹に怖い思いさせるなんて。」


笑ってるけど、笑ってないよっ!!



「柚莉・・・?あたしは大丈夫だからね」


説得しなきゃ今にも罪を犯しそう・・・



「殺しはしないよ?殺しはね?」

殺しの以外なにするんですかっ!?



柚莉の口から出てくるアブナイ言葉達にヒヤヒヤする・・・





・・・・・あれ?話しズレてない??

いつの間にか陸の処分の方向へ・・・




「でも・・・なんであんなコトしたのかがわかんない。」


「ん?」


「だって、何かわかんないけどすっごく怒ってた。

あたし何かしたのかな?」


「・・・なにもしてないよ。

多分ね今、滝本君も後悔してると思うよ?」



「そうかな?」
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