地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
ベットから降りて、床に座る。

柚莉から渡された紅茶を飲むと落ち着く。



「そうだよ。」


大切な子に泣かれるほどツラいのはないよ。

それも自分のせいとかならね?


心の中で柚莉は思う。



妬いたんだろうな・・・
ナンパされたのに、わかってないし。
いつまでも気にかけたから(笑)


苦労するよ、滝本君・・・。






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話を聞いてくれた柚莉も帰り、部屋に閉じこもる。


話して少しスッキリしたような、してないような・・・


怖い思いしたし、陸に対して怒りもある。


これからどうしよう・・・



ベッドの上で体育座りをしながら考える。





ブーーーブーーー・・・


マナーモードにしていたケータイが鳴る。


誰かな?



ディスプレイには、 着信:滝本 陸の文字。



陸!?ウソ!?
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