地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「心配しないで?大丈夫だから」
ニコリと無理矢理笑顔をつくり、笑う。
「ほんとう・・・?」
疑ってくる藍鬼を安心させるようにまた笑う
「本当に大丈夫」
それは藍鬼じゃなくて、自分に言い聞かせるような言葉だった・・・
藍鬼と別れ、教室に向かう
「これからショーの始まりだな?
・・・・・神崎 杏樹」
ある部屋からあたしを見ていた奴が呟く。
「楽しいパーティーにしような?」
クククッ・・・・と妖しく笑う
この日から悪夢の日々は始まっていた・・・
早く気づいていたらあんなことにならずに済んだのかもしれない・・・