地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪


カーテンから朝日が差し込んでくる


温かいな・・・・




座り込んでいたベッドから立ち上がり、仕度をする。



一晩中泣いてたから絶対に顔が酷いはず・・・


こんなの見せらんないよ





朝食も食べずに、学校へ来た。



時計を見ると、いつもより1時間も早い登校



誰もいない教室に入り、鞄を置く。



ケータイだけをポケットに入れ、西棟の校舎に向かう。


3階の一番奥の教室の前に立つ
人気はなくて静か


まだ学校に来てる人さえいないから当然か!(笑)





扉を開けるとスヤスヤと眠る雑鬼達がいた。



「みんな寝てんだね・・・」


妖蛇は長い体を丸めて小さくなり、

トカゲの妖は食べ物を手にしたまま寝てる。



他にも多くの雑鬼達が雑魚寝で寝ている。


フツーの人ならビビリそうだけど・・・

フツーじゃないんであたしは平気。



むしろ心地良いくらいだしね?


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