地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
かばんを取ろうと周りを見る。


「あっ」


「どうしたの?」


藍鬼が聞いてくる。

「かばん 教室だ」

取ってこなきゃ・・・


「教室にかばん取ってくるね」


藍鬼を持ち上げ、床に下ろす。




パラッ・・・・


「あっ三つ編みしてない・・・」


垂れてきた髪に自分の状態を理解する。



ボーっとしていたらしく、メガネと三つ編みどちらもしていなかった。


適当に結んで、メガネをかける。



かばん持ってきたら、またここでサボろっかな・・・

午前中サボったしもういいよね?










教室に戻り、自分の席からかばんを取る。


昼休みってことでクラス中ガヤガヤ・・・



柚莉に一言謝ろうと思っても、相澤君のとこに行ってるのか


教室にはいなかった。








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