地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
教室から出ると
全力で走り出す。
気分悪い人が走れるかっての(笑)
タタタッ……
妖気を頼りに妖を探す。
「こっち?」
強く感じた区域に足を踏み入れた。
「……あれ?」
今まで感じていた妖気が煙のように消えた。
「なんで?さっきまであったのに…」
まるで…あたしが来たのに気づいたみたいな……
パリンッ………!!!
「えっ…?」
なんかが割れた音が…?
「キャーー!!!」
すぐに大きな悲鳴が聞こえた。
何かあった!?
すぐさま教室まで戻った。