地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「きゃっ!?先生!?」


先生を見た柚莉は、いきなり身なりを整え出す。




うーん…無意味なことだと思うよ?


そういうのは相澤君の前でのみした方が良いと思うんだけど…(笑)




怖いので口には出さないけど!





「松沢、怪我は大丈夫か?」


「はいっ♪」


柚莉の声がワントーン上がる。


♪マークまでついてるし…(苦笑)




笑った顔を見て安心した様子の先生。



「でも先生…なんで杏樹と一緒に?」


「あぁ…さっき偶然神崎を見かけてな。声をかけたんだ。」


微笑みながら答えた。


「よく杏樹だとわかりましたね?」




「…だな…学校とは違うんだな。」



先生があたしを見る。
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