地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
†招待状
「ふう……やっと着いた。」
扉を開けて中に入る。
一歩入ると
古い本の匂いが全身を纏う(まとう)。
ここは、学園の図書館の最上階
そう………
初めて事件が起きた時に、資料を見るため訪れた場所。
あの時は、何も分からなかったけど……
今回は必ず突き止める。
色々やるのに最適だと思って、学園に戻って来た。
しかし、最上階だから階段を登るのがキツイ
健康な時でさえキツイのに、猛毒を抱えたままでは自殺行為だ…(苦笑)
ひとまず、椅子に座り呼吸を整えた。
テーブルの上に、招待状を置き、眺める。
「どこの言葉……?」
眺めてみても
さっぱりわかんない||||||