地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪



『…お前にはもう用はない。


出て行け…………!』




大泣きする柚莉を、冷たい目で見る。




「イヤッ………杏樹ッ……………!!!!」




目から大粒の涙を流し、ペタンと座り込む。





『…まぁ……良いだろう………


親友が闇に染まるのを見ておくが良い………!』





そう言ってあたしをソファーに押し倒した。




破れた制服の間から、手が滑り込んでくる。




鎖骨…首筋……

頬……肩……お腹……



手で撫で回した。






ビリッ………


シャツを破かれてボタンが弾け飛ぶ。




肩から流れる血を、ニヤリと笑いながら舌で舐め取る。



『……もっとだ……もっとよこせ。』




首筋を舐め回す。
< 578 / 628 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop