地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
『…お前にはもう用はない。
出て行け…………!』
大泣きする柚莉を、冷たい目で見る。
「イヤッ………杏樹ッ……………!!!!」
目から大粒の涙を流し、ペタンと座り込む。
『…まぁ……良いだろう………
親友が闇に染まるのを見ておくが良い………!』
そう言ってあたしをソファーに押し倒した。
破れた制服の間から、手が滑り込んでくる。
鎖骨…首筋……
頬……肩……お腹……
手で撫で回した。
ビリッ………
シャツを破かれてボタンが弾け飛ぶ。
肩から流れる血を、ニヤリと笑いながら舌で舐め取る。
『……もっとだ……もっとよこせ。』
首筋を舐め回す。