地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪



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「ん…………」



明るい視界に中々目が開けられない。




ゆっくりと馴らしていく。



パチパチと瞬きを繰り返した。




「…ここ………どこ?」



肘に力を入れて起き上がる。



真っ白いカーテンにベッド。


テレビにテーブルとソファー……




自分の身体を見ると、左手には点滴がされていた。




「……病院………?」




後ろを見る。



ベッドの上には、


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

患者:神崎 杏樹


担当医:〇〇〇〇〇


10月16日より入院


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とカードに書いてあった。
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