地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
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「あっあたしの家ここだから…。」



あれから特に話さないまま帰ってきた。



だって男の子と二人きりとか経験ないし…



俯いたまま言うと…


「…あぁ ここな。」



「うん、送ってくれてありがとう。」



目は見ずに、俯いて言う。

「あぁ…じゃあな。」



陸をあまり見ずに家の門を開けて中に入ろうとした。
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