地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「じゃあ、行ってくるね♪」
「ひぃ………!|||||||」
笑顔で病室の扉に手を掛けた。
「や、やめて下さい…。」
「ふーん…言う?」
「…………ムリっ」
「なら…100匹程買って………」
「ギャーー!!!ムリっ!!!
やめてっ!!!言うっ!!!
言いますっ!!!
言わせて下さいっ!!!」
泣きながら頼んだ。
すぐに戻って来る陸。
「いい子だねぇーー」
頭を笑顔で撫でる。
悪魔だと思った。
本物の悪魔がいると思った。