地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪



「よしっ…!

杏ちゃん。


もっかいおいで…?」




両手を広げる陸。





「このっ……どスケベっ!!」



「褒めてくれてありがとう♪」


ニッコリと笑う陸。



「褒めてな―――い!!」




あたしの叫び声が病室に響いた。





「まっいっか。

これからは触りたい放題だしな。


今まで我慢してた分、ちゃんと受け取れな…?」



ニヤリと甘くて意地悪な笑みをこぼす。



「…あれで我慢してたのっ!?」


(↑ん?……そこ?)







神崎 杏樹


高校1年生


家は妖怪退治屋の陰陽師


これは誰にも秘密


そして


あたしが学園の王子様と付き合ってることも


また秘密☆




地味子の秘密が、増えました♪











*終わり*
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