地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「どうしたの?ってあたしの台詞だよ。」



柚莉が呆れた顔をする。



「…???」


「ずっとボーッとしてるから心配したのに…。」



「えっ?ご、ごめん。
あっでも何でもないことだから大丈夫っ!!」



胸の前で手を振りながら言う。



「大丈夫ならいいんだ。」


あたしの返事に安心したのか、ニコリと微笑む。



だぁ―――――
その笑顔ヤバイってば!!


柚莉の微笑みにキュンキュンした。
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