地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
それから数年たったけど


昔必死で覚えたものは記憶から消えることなく、


今でも役にたってるので、まぁいいかなと思う。






コンコン……


あたしの机を叩く音がして横に顔を向けると、

藍鬼がいた。



「おはよ、杏ちゃん。」


あたしに向かってニコニコ笑う。


「おはよ、藍鬼…って今授業中でしょっ!!」



あたしは小声で言う。



「だって暇なんだもん。」

頬っぺたを膨らませてアヒル口で言う。
< 73 / 628 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop