地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「優しいね藍鬼は…。」



「だって僕、杏ちゃんのこと大好きだもんっ。」



あたしの机に手を置いて
その上に顎をのせ
上目づかいで言うもんだから可愛くてしかたない。



「…うぅー可愛すぎる…
あたしも大好きだよ。」



そう答えると嬉しそうに笑った。





「あっ!それでね、陸って人なんだけど、今日はすごい質問攻めみたいだよ。」


思い出したって感じで言う。


「あぁ…彼女がいるとかだっけ?」
< 76 / 628 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop