ほたる
ついた。

慌てて来たので息が荒い。

絵美里は今ついたみたいで

「お互い様」と笑った。

すると絵美里が
「昨日はごめん。凪からしつこく頼まれて…。」


別にいいのに…。
と思いながらも
「いいよー♪しかも今日凪と会う事になったし★」

と言うと絵美里は冷たい目で見て。
「凪は相手にしない方がいいよ。」

えッッ…。
意味わかんない。

「なんで!?」
絵美里はため息をしこちらにめせんを向けた。

「凪とは幼なじみでこんな事はいいたくないけど。凪…うちの学校でもちょー有名な遊び人なの…。毎日違う女連れまわしてんの。」



えっっ。
今なんて言った??

“毎日違う女連れまわしてる”

“遊び人”


凪が??
まさかだよ。

あり得ないよ。


「友達としては最高にいい奴だから。友達としてかかわった方がいいよ。」


そうだよね。
私なんて相手にされないや…。

「うん♪最初からそうだよ★」
自分からは思ってもいなかった言葉を吐いた。

そりゃそうだよ。
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