ただ、すきなだけ。


「...いいの?」


きょとんとして
俺に聞いてくる。


可愛い..///


『もちろん。
いつもの所いこっか?』



いつもの所とは中庭の奥。
2人の秘密の場所。


ゆあとはここで出会ったんだ。


一年の二学期頃。
俺は昼休み、
いつも独りで
この場所にいた。


みんなについていくのが
やっとだったんだ。
あのハイテンションさに。


いつもみたいに
購買部でパンとカフェオレを買って、
この場所でくつろいでた。


そんな時に目の前に
天使のような
可愛い女が現れたんだ。


そいつがゆあだった。


それからはいつも
ゆあとお昼を過ごすようになった。


ある日、ゆあが
「お弁当作ってあげる」
といい、持ってきた。


それからは、毎日
ゆあが作って来てくれて..


すっごく幸せだったんだ。
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