ただ、すきなだけ。




『ゆあ、明日からは
弁当作らなくていいんだよ』


ここでゆあとおしまいにしよう。


今日でゆあとは
もうあえないんだ。



そう、俺は決めたんだ。
もうずっと前から。



「そうだよね..
迷惑だよね....
ごめんね..
私に気持ちがないのに。
気を使ってくれたんだね。
明日からこの場所には
私こないようにするから。」



そう、大好きな天使は
はっきり告げて、
小さな雫石を落とした。



俺は。
俺は。俺は。






一番大事なものを
なくしてしまった。
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