龍の世界

*****



「ねぇ・・・もう我慢出来ないよ───」



「葉紅様、もうしばらくお待ち下さい。向こうも警戒しています。下手に動けばこちらに不利です」





「まぁ、あの子の周りには護衛が多いからね。奴等が全く自分達の守護から出させない。じゃあさ・・・」











「自分から出て来てもらおうかな」














そう笑う彼の姿は











艶やかで










恐ろしかった















< 67 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop