先生とあそぼ
「違う・・・!
おれは・・・おれは・・・」




「流架、お前は俺が好きなんだよ」



好き・・・?



おれがこいつを・・・?




・・・綾瀬を?!






「ち、ちがう!
ちがう、ちがうっ!!

おれはノーマルだーっ!!」






おれは綾瀬を突き飛ばし、家の中に逃げ込んだ。




扉を閉め、その場にしゃがみこむ。





しばらく綾瀬のおれを呼ぶ声が耳に入ってきたが、
聞こえないフリをし、時が過ぎるのを待った。







頼むから早く帰ってくれ―――。



数分後、おれの願いが通じたのか綾瀬の声も聞こえなくなり、
外は静まり返っていた。




恐る恐るドアを開け見ると、
案の定玄関には誰もいなかった。



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