先生とあそぼ
「お前・・・こんなんじゃ下がる熱も上がるだけだ!」




「どーゆーこと?」





「どーもこーもねぇ!布団かけすぎだバカ!」




「へ・・・?」




そう言われて未有を見てみると、
確かにさっきよりも真っ赤な顔をして額には汗がにじみ、呼吸も荒かった。




「タオルケットに毛布・・・、それに薄掛けと厚掛け・・・
このくそ暑いのにこんなに掛けたら死ぬぞ?!」




綾瀬は怒鳴りながら、それまで未有の体を覆っていた掛け布団たちは、
薄がけ1枚のみを残しすべて取り除かれた。





「・・・未有が寒いっつーから暖かくしなきゃって思って・・・」




「それにしても掛けすぎだ!今は夏だぞ?!1枚で充分だ!」




そっか・・・。




てっきりうんとあったかくしなきゃいけないのかと思った・・・。



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