先生とあそぼ
「んっ、んんっっ」



噛み付くようにキスをされ
おれは息苦しくなる。



そして、先生は唇を離すと囁くように、




「凛と呼べ、と言っただろ?」


「あ」




そうだ。



さっき最中に、名前で呼ぶように言われたんだ




「凛……」



「よくできました」



そう褒められ、おれの頬は自然と緩まった。




「何ニヤニヤしてんだよ」




それを見て、
せんせ……じゃなくて、凛も意地悪く笑った。




「べ、っつに、ニヤけてなんかねぇっ!」



「ふぅん?
ま、そういうことにしといてやるよ」



「だから、ほんとにニヤけてなんかねぇっつーの!!」




ますますムキになるおれを見て、
凛はくすくすと笑った。


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