先生とあそぼ
「さ、未有。
帰ろうか」



「うんっ!せんせーっ、さよーならー!」




未有は大きく手を振ると、パタパタと下駄箱に走っていった。





門の前まで行くと、そこには案の定凛の姿が・・・。



「あーっ!りんせんせいーっ!」




未有が、凛の元へパタパタと走っていく。



「おかえりなさい、流架くん。今日は少し早かったんですね」




未有の頭を撫でながら、凛はおれに微笑みかけてきた。



「ど、どーも」





会うのを楽しみにしてたのに・・・。
実際目の前にすると、なんだか・・・恥ずかしくて顔を合わせられない。




「どうしたんですか?具合でも悪いんですか?」



「いやっ!なんでもないっ!
か、帰ろうぜ・・・っ」




動揺を悟られたくなくて、おれは未有の手を引いて歩き始めた。
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