【連作】腐女子におくる迷作童話集1
「君がもたもたしているから」

シルハが言いました。

「そうだよ、お兄ちゃん」

シルクも言いました。

でも、シンデレラには、舞踏会に少し遅れるくらい、どうでもいいことです。

なぜなら、シンデレラの世界一は、お父さんだけなのですから。

それで、シンデレラは、平気な顔をしていました。
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