イジワル少年はあたしの彼氏


だって、あたしは……。


もう自分の本当の気持ちが分からない。


すると、

パンッ!


アイツが手をたたき、あたしは我に帰った。



「ごめん。
いきなりこんなこと言われても困るよな。
忘れて!
じゃあな!」



そう言うと、あたしに言葉を返す余裕さえ与えてくれず、アイツは自転車を漕いで公園からどんどん離れていった。





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