今でもあなたを愛してる。
「ねぇ、名前?」

『へ?』

「名前、なんてゆーの?」
突然、勝手に隣に座った男が、声かけてきた。


『彩奈』

「彩奈ちゃんかぁ。俺、隼人っつーの。
彩奈ちゃんは何歳?」

『じゅーご』

「うわっ、俺と同い年じゃん!高一?」

隣で話す隼人は、くるくる顔の表情が変わって面白い。


『そうだけど、うわっ、ってどうゆう意味さぁ?』

どうせ、自分はと比べてガキっぽく見えただの言われるんだと思うと、ちょっとムッとした。
普段なら大人っぽく見られるけど、さすがに隼人にはかなう気がしない。


しかし、隼人から帰ってきた答えは意外なものであった。
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