一夜の物語
あ、今の言い方ひどかったかな?


けど夜鬼は気にしていないようだった。

「それは一人暮らしだもんな。仕方ないだろ?」

「う、うん。」

そう言って私は俯いた。

「?何かしこまってんの?葉月らしくもない。」


夜鬼は側に寄ると、私の顎を持ち上げた。

すぐ近くに夜鬼の顔。

なんか変に意識しちゃうんですけど……。
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