ハッピーデイズ
俺の顔を覗き込むように床にしゃがみこんでる。


「…べ、別に!」


「ふ~ん。」


榊はそう言って俺の前の席に座った。

あ゛ー…
暑ー。絶対俺顔真っ赤だよ…。

「てか榊、何でそこに座ってんの?」


彼氏のとこ行け!
いつも一緒だろ!!


「…ああ。麻衣は担任に呼び出されて、嵐は宿題を一生懸命写してて、翔太くんは他の友達と話してる。で、暇そうな坂本くんのとこに遊びに来たの。」


なるほど…
つまり、埋め合わせ…。


「あっち行け!嵐の奴に後で色々聞かれるのは御免だ!それにお前みたいな無愛想人間と話しても楽しくねーよ!!」


ガタッ

「もういいし!」


榊はアッカンベーをして俺から離れた。


てか、俺何してんだよ…。


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