ハッピーデイズ
そんなこんなで1学期が過ぎていった。


「やっと1学期が終わったよ。」

俺は独り言を呟いた。


「残念だけど、明日からもちゃんと補習がありますよ。」


「!?」


榊がこっちに向かって言っていた。


「何だよ。盗み聞き?」


「はあ?独り言を淋しく呟いてるから返事してあげたの。」


榊は横目で若干口を尖らして言った。


そんな榊も可愛いと思う自分がいて……

どんだけ純情なんだよ。

俺…。


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