白衣の悪魔に首ったけ
目の前には白地に青系の…



水色やら紺色やらのドット柄の爽やか系のネクタイ。



「もっと顔上げろっ!!」



グイッと顎を掴まれ、



無理やり上向きにされた先には…



「あっ…」



銀縁メガネをかけ、眉間に皺を寄せるケイ先生のドアップ。



「あっ…あっ…」



「顔色が悪い…な。立てるか?」



なっ…なんで先生がここに?



ってか、先生が…



メガネかけてる…



………



カッコイイ…



って、違ぁ~うっ!!



先生の顔…



スゴく近いんですけど…



「えっ…と…えと…」



先生の顔が余りにも近くで…



ビックリを通り越してパニック状態に陥ってしまったあたしは、



先生を見つめながら口をパクつかせた。

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