白衣の悪魔に首ったけ
えっと…



どういう…こと?



「ゆっくり聞いてやっから…大人しくしてろ。」



「えっ…えっ…」



ベシッ!!



「…っぅ!!」



涙目のままキョトンとするあたしのオデコをベシッと叩いた先生は、フンっと鼻を鳴らすとプイッとそっぽを向いてしまった。



由奈に…



訊い…た…?



由奈…



アンタ…



一体、先生になに言った…の…?



変なこと…



言ってない…よね…?



そして先生の一言により一瞬にして涙が止まってしまったあたしは…



………



……







「で?」



「えっ…と…」



ゆっくりとベッドに下ろされ、



なんとなく正座すると、



ベッドの端に腰掛けながら首だけあたしに向ける先生からプイッと顔を背けた…。

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