蝶彼
面接
私が朝目覚めて
朝食をつくってるころに
のそのそと起きた隆也
「おはよう」
「ん」
「髪はねてるッ」
クスクス笑うとんーと髪を触った隆也
「顔洗ってきて?」
隆也はゆっくり洗面所へ向かった。
テーブルに朝食をおく
隆也にはコーヒーを注いで
私は100%ジュース。
朝からコーヒーはきついッ。
隆也はぱっちりとした目で
席についた。
「今日面接なんだぁ」
「頑張れよ?ぶりっ子すれば合格だな」
「何それ」
朝食を半分残して
私は準備を始めた。
「それじゃぁっ」
「おう」
玄関まで見送りに来てくれた隆也に
声をかける・・。
何だか不思議だなー。
いつもは私が見送ってるのにね
「いってきます」
「いってらっしゃい」
私は家を出た。