CHAT
瑠璃>犯して。


名案だ。

プライドの高い実ちゃんにとって、これ以上の屈辱があるだろうか。


K>本当にしていいの?


Kが不安の様子で聞いてくる。

あたしはフッと笑った。


瑠璃>いいよ、妊娠させてもかまわないから。いや、むしろそうなると面白いかも。

K>分かった。


その返事を読んでケータイを閉じた。

そして包帯を巻いた腕を抑える。

笑いをこらえていると、少し涙が出ていた。
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