CHAT
「…ただいま」


玄関のドアを開くと、明るく母さんが迎えてくれた。


「おかえり!さ!早く入って!」


いつも以上に母さんが楽しそうだった。

リビングに入ると、机の上に豪華な食事が並べられていた。

真中にはケーキもある。


「お誕生日、おめでとう!秀ちゃん」


でも今日は僕の誕生日じゃ…


「おめでとう、秀次」


そう言ったのは父さんだった。

珍しく父さんがここにいる。
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