CHAT
塾が終わると、急いでチャットを始めた。


秀次>やったよ!一位になれたよ!


子供のようにはしゃぐ。

それくらい嬉しかった。


K>すごいじゃん!よかったね。

秀次>Kが僕を一位にしてくれたの?

K>ちょっと手伝っただけだよ。秀次君に実力があったんだよ。


僕に実力…?

そうだ、僕には実力がある。

僕はバカじゃない。


秀次>僕って頭いい?


Kにそう言って欲しいように書き込む。


K>秀次君は頭いいよ。


Kはそれに素直に答えた。

それから僕は調子に乗るようになっていった。
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