CHAT
最近は家に帰ると、すぐに部屋に向かっていた。

Kに一日の報告をするためだ。

コンコン…

ある夜、ドアをノックする音が聞こえた。

ドアが開くと、手に夜食を持った母さんが入ってきた。


「これ夜食だからね…」

「そこに置いといて」


命令するように言い放つ。

ちょうどその時はKとチャットをしていた。

誰にも邪魔されたくなかった。
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