CHAT
「白井、自分の点数見てるか?」

「え?」


点数…

そういえば見てない。

いつも一位だから気にもしなかった。


「今のままだと…落ちるぞ」


先生のこの一言に動揺する。


「そんな…そんなことないですよ!だっていつも一位じゃないですか!」

「確かにいつも一位だ。でもそれは…」


バンッ!

僕は勢いよく立ち上がった。

その拍子に椅子が倒れる。
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