CHAT
「さぁ!早く見に行くわよ!」


今日は受験の結果を見に、母さんと高校に行った。

母さんはそわそわしていたが、僕は余裕だった。

絶対に受かっていると思っているからだ。

高校に着くと、僕は受験票を片手に自分の番号を探した。


「どう?あった?」


母さんがせかすように聞いてくる。

うんざりしながらも、少しニヤついていた。

でもそれは一瞬で消えることになる。
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