CHAT
「ヤッター!受かった!」


近くで喜ぶ声が聞こえる。

同じ塾の人だ。

テストの日にいつも休んでいた人。

あぁ…分かった…

なんでいつも僕が一位だったか…

それはテストの日に、僕以上の頭のいい人がいなかったからだ…

僕が頭が悪くなるにつれて、休む人が多くなっていたんだ…

先生が言った通り、点数を見ていればよかった…

きっと前より下がっているに違いない…

僕は本当に…

…バカだ…

ヨロヨロと地面に座り込んだ。

気付けばおもらしをしていた。
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